ふたつのスピカ 8巻

ふたつのスピカ 8 (8)
 ふたつのスピカはこれまで漫画喫茶で読んでまして、今日本屋で新刊見つけたときも、一瞬、漫喫に走ろうかと思ったんですが、その時間も待てずについつい購入してしまいました。
 いいですね、スピカ。たまらんです。
 ふたつのスピカについて簡単にご説明をしておきます。柳沼行(やぎぬま・こう)作の漫画。コミックフラッパー*1連載中。近未来(2020年前後)を舞台に、主人公鴨川アスミとその仲間たちが宇宙飛行士になるという夢を追う姿を描いたSFファンタジー群像劇。
 で、8巻は7巻最後からのひきつづきで、訓練が始まるところからです。まぁ、中身は読んでいただくとして、感想から言うと「やっぱりいい」の一語につきます。
 なにがいいって、ホント、みんなまっすぐなんですもん、眩しい。
 私がとっくに失ってしまった夢への情熱とか純粋さとか、そういうものを皆持ってる。やっぱり、人が夢に向かって突き進もうとする姿を見るのは心ひきつけられます。自分の持ってないものへの憧れなんですかね、これは。
 それにしても、いつものことながら府中野が不憫です。自分の気持ちがわかってて、アスミの気持ちがどこに向いてるかもわかってるからいろいろ大変そうだなぁと感じます。府中野がんばれとおもわず応援したくなる。
 今回は圭ちゃんフィーチャーの巻だったかもしれない。マリカちゃんへのセリフも素敵です。恋する乙女顔した圭ちゃんがよかったです。
 一巻から読んでると、圭ちゃんもですが、みんな成長してるのがわかってなんだか嬉しくなります。マリカちゃんも相当変わったなぁと思います。仲間を信じるようになってますしね。これは大きい変化です。彼女の体調だけが心配ですが。
 アスミは相変らずでかわいい。柳沼さんの絵は素敵だなぁと感じます。表情がなんともいえず、いいです。
 あとはシュウですが、彼の動向が気になるなぁ。クールそうにみえて、彼も仲間思いですよね、学費も生活費も自分で稼いでるし、偉い男です。
 で、次巻がまたまた楽しみなままおそらく半年くらいまたされることになるんでしょうねぇ。

 まだ読まれたことの無い方は、興味があったら一度読まれてみてはいかがでしょうか。漫画喫茶で涙したのは今のところこれだけです。いい作品です。

 ふたつのスピカはアニメ版も放送*2されてます。アニメも素敵ですね、特にオープニングがいいです、こちらもお暇でしたら一度ごらんになられてはいかがでしょうか。
 といったところで、本日はこのへんで。

*1:この雑誌見かけたことすら無いんですよね・・・、いつか発見したらみてみたいと思います。

*2:NHK教育 水曜24:25〜24:50