下北サンデーズ 第二回公演
どこが と聞かれると返答に困るんですが、面白かったです。
何となく面白い。
雰囲気に流されてるだけでしょうか。まぁそれならそれでも構わないんですが。
上戸さんの新髪型が可愛い。
それはみんなに口説かれるはずです。
新入りの若い子とくれば、それはもう入れ食いです。「釣れた釣れた」ってなもんです。
新作のシナリオなんですが、聴いているだけでは全く把握できません。
なんとなくですが、どう考えても、考え落ちというか、複雑にすればいいと思ってすべる的なものを感じずにはいられません。
けど、なんだかそれが逆にありそうだなぁという、微妙なリアリティを感じたりするのです。
微妙なリアリティといえば、『牛乳おじさん』もそれですね。もしかしたら本当にいるのかも、いてもおかしくないな的な微妙さの積み重ねが面白い。
脇役の皆様もとてもそれっぽくていい。
特に、佐田真由美(さだ・まゆみ)さん演じる、看板女優の伊達千恵美(だて・ちえみ)さん。
あのバタ臭さといい、自分大好きな感じが本当にいかにもいそうなリアリティを醸しだしてます。いいなぁ。
演劇部分も面白いです。
断片的なシーンばっかりだったわけですが、あれがちゃんとひとつの演劇として話としてまとまってるのかが謎です。
前衛演劇というやつなんでしょうか、理解できない。と、そう言うところがおもしろい。
上戸さん演じるところの、主役里中ゆいか(さとなか・ゆいか)ちゃんが、劇中失敗しまくるわけですが、それによって受けるようになるという話なんでしょうね。
一歩引いてみると、どちらにせよ面白くないので非常にこのあたり難解ですが。
けど、面白い。
牛乳おじさんはフミヤか!
すっかりおじさんですね。
座長のあくたがわ翼(あくたがわ・つばさ*1)さんにまで口説かれてますね、まぁ、そこまでで読めてましたが。
口説き方がまた何となくそれっぽくて面白い。
ドラマのパターンが決まってきたんでしょうか。
どたばたやって、最後にゆいかちゃんにビシっとセリフを吐かせると。
往年のショムニパターンとでも言いましょうか。
あまり感動はしませんが、下手に感動物にされてもとまどうので、そのくらいでいいです。
牛乳がランクアップしてましたね。
きっと最終的には本多劇場を大入り満員にする日がきたりするんでしょうか、するんだろうなぁ。どうだろう。
先週は結構不安もあったんですが、結構楽しめました。
尻上がりに面白くなってくれればと思います。
*1:でいいのかな