ゼノサーガ エピソードIII [ツァラトゥストラはかく語りき] 特典 プレミアムDVD「Xenosaga alle spezielle DVD -すべてのゼノサーガのスペシャルDVD-」付き その3

公式サイト→http://namco-ch.net/xenosaga3/index.php
クリアしました。
クリアタイムにして約38時間といったところ。
かなりボリュームはあった気がします。半分くらいムービーみてた気もしますが。
しかしながら今回はよかった。
さすが完結編だけあって、話の展開が実に良い具合に進むし、いままでの謎も明かされていくし、先が楽しみなシナリオでした。ゲームとしても面白かったですし。不満といえば、移動速度がのろいくらいでしょうか。
もし、1、2とプレイして見限った方がいらっしゃったら、3こそは面白いのでプレイして見られてはいかがかと思います。特にアレン君ファンにはお薦めです。超お薦め。あとKOS-MOSファンもいけるかも。
かなり楽しませていただきました、ありがとうございました。


実際のところ、このゲームのテーマは、突き詰めると『愛』なのかなと。
そういえば、『ゼノギアス』もそうだった気がする。
人間の発生からの物語なので、自然とそうなるのかも知れません。


先日、『日本沈没』を見た後に、安易に恋愛ストーリーをくっつけるなと書いてたんですけれども、やっぱりそう思います。
愛と言うテーマは真正面から、しっかり描くべきではないかなと。そう言う思いを強くしました。
真っ向から、そう言うテーマに向き合ってこそ感動も生まれる気がします。
おざなりでやっていいもんじゃないと思うわけです。


閑話休題
1、2をプレイしていたときは、正直、プレイしなきゃよかったかなとすら思ったんですが、3を最後までプレイして、ようやく、『ゼノギアス』らしい部分を垣間見た気がしました。よかったよかった。
もとはといえば、『ゼノギアス』ぽいゲームをしたいというのが、『ゼノサーガ』を始めた理由だったので。
その時間は取り戻せました。


それにしても、ひさしぶりに『ゼノギアス』プレイしてみたいなぁ。
あれは素敵なゲームでした。


ともかく、『ゼノサーガ』完結。
最後の最後で素敵だと思えてよかったです。


さて、少々ネタバレしつつ、もう少し書きたいと思います。


で、まぁ、あれですよ、アレン君が良かった。
終盤のあのシーン、泣きそうになりましたよ。
すっごい良かった。
特に、KOS-MOSがアレン君を支えるあたりはもう涙物でした。
あれを見れただけでも、長々と、ときには苦痛を感じることすらありつつも、プレイしてよかったなと思えました。


1はともかく、2はかなり惰性と妥協と我慢を強いられていた気がします。
3部作の真中だから仕方ないとはいえ、謎が深まるばかりで先もさっぱり見えないというストーリーに加え、どうも読み込みが重いような気もして、二重苦の状況。はっきり言って、よくプレイしたもんだなと振り返って思ったりもしますが。
ともかく、その積み重ねがあっての3ではあったんでしょう。
いきなりこれからプレイしても、アレン君はただのへたれにしか見えないし、シオンは恋に狂った女にしか見えません。一体誰に感情移入しろと言うのでしょう。
もっとも、1,2とプレイしてきた私は、アレン君に思い入れたっぷりだったので、とってもとても楽しめました。モノリス*1もわかってるなぁと思いながら、アレン君の見せ場を堪能してました。
3になって特に、本来の主人公であるシオンと、プレイヤーである私との同一性が保てなくなっていて、そこに現れたプレイヤーの分身がアレン君でした。元からいたけど。
彼のへたれっぷり、傍観者っぷりが、まさにプレイヤーの分身に相応しかった。それに彼はなんとなく応援したくなるような人物ですしね。アレン君がんばれと思いながらイベント見てプレイしてました。
しかし、最後あそこまで見せ場があるとは・・・、期待していなかっただけに感動もひとしおでした。


3をやってる途中でも、ぐっと来る場面はあったんですけれどね。
病棟で赤のテスタメントが出てきたところ、KOS-MOSが、設計者はシオンとアレン君の両名ですと言ってのけたシーン。ジーンと来ました。まるで、KOS-MOSがシオンとアレン君の子のように見えました。
アレン君も素敵なんですが、KOS-MOSもひたすらシオンを守るという一途さではアレン君に負けていません。彼女もまた感動させる登場人物です。覚醒してからのシオンを呼ぶ時の抑揚が変わるのは良かったですね。元の一本調子の呼び方も好きだったんですが。


3に突入して、ますます、端から見て嫌な女化*2していくシオンだったんですが。終盤の立ち直りというか、あそこで感動したのはやっぱり、そこまででのダメダメなシオンを見てきたからなんでしょうね。さすがに3作あって、長々と見てきているので、各キャラへの思い入れと言うのは思いのほか大きかったのかもしれない。まぁ、そのくらいの特典が無いとやってられない気もしますが。


エピローグでのいろいろの中には、少々不満点もなきにしもあらずといったところなんですけれど、最後はよかったとおもいます。ジーンとくるラストです。どっかでみたような気もしなくも無いですがそれはそれで。


けどなんか寂しかったですね。
長々とプレイしたゲームが終わってしまったというか、物語が完結したと言うか。
寂しい終わり方だったというのもあるんでしょうけれど。
エンディングと、アレン君のシーンは何度も見直し*3ました。
本当に凄い良かった。


なんかもっとかけそうなんですが、今日はこの辺にしたいと思います。
また思い出したら書くかもしれませんが、まぁ、例によって書かない気もします。
まとめますと、最後までプレイできてよかったです。といったところで。
それではまた。

*1:製作のモノリスソフト

*2:というか、恋に狂った女というか。ただ、彼女のおかれた状況とか、辿ってきた人生から考えるとわからないではないんですが、アレン君を応援する立場からすると、張り倒したくなった訳ですよ

*3:プレイした方はご存知でしょうが、イベントシーンだけ見返すことが出来ます