バックダンサーズ

というわけで、実録スーパーモンキーズ物語 『バックダンサーズ』を見てまいりました。


予告編を見たときは、これはスーパーモンキーズの話か!と驚いたんですが、案外そうでもなく、普通に楽しめる映画でした。


バックダンサーズ』は、月9も手がけたと言う永山耕三(ながやま・こうぞう)監督による日本映画です。主演は元SPEEDのhiro(ひろ)さん。そして、平山あや(ひらやま・あや)さん、ソニン(そにん)さん、サエコ(さえこ)さんの四名。
内容はといえば、とある人気歌手のバックダンサーをやっていた四人、その名もバックダンサーズが、その歌手の引退以後、彼女たちだけでの活動を余儀なくされ、どん底に叩き落されるも、ダンスで売れるという目標に向かって頑張っていくという青春映画、かな、なんかそんなかんじになってます。
出演は他にも、陣内孝則さんなどなど。フジのアナウンサーの方もちらほら見えました。


ストーリーは、本当に王道と言った感じで、ひねったり奇をてらうことが無いので、安心してみていられます。
軽い伏線なんかもすぐわかりますし、とてもわかりやすい。
ダンスを中心に据えた映画だなと思います。
ダンスをテーマにした映画には、過去にもいろいろと名作があるわけですが、私はそういった映画を見ていないので、比較とかできません、ちょっと残念ですが、それはそれとして、この映画単体で楽しめたのでまぁいいかなとも思います。
細かいことを言えば、ややご都合主義的というか、飛ばしてるなぁというところもあったりはするんですが、2時間程度にまとめるためにはやむないかなといったところ。悪くは無いと思います。


テーマとしては、くじけず目標に向かう青春映画なのですが、他にもダンスは添え物かどうかという問題が大きかった気がします。
この映画の彼女たちは、ダンスだけで人を呼び、売れることを目指していく(というか、歌が歌えないから必然的にそうなったようにも思える)わけですが、これは相当困難なことだと思います。実際困難だったようですが。
やはり、ダンスは音楽とともにあるのだなということはよくわかりました。
そもそもの成り立ちからして音楽とともにあったんだよなぁなんてことを考えさせられました。


他にも、ダンスにも個性がでるものだなぁなんてことを考えながら見てました。
hiroさんはさすがの巧いダンス、ソニンさんは力強いダンス、サエコさんはかわいらしいかんじで、平山さんは頑張ってるように感じられました。一緒にノリノリになるのもいいんだとおもいますが、ダンスをじっくり見るのも面白いものですね。
指先とか、腰つきとか、手を抜こうと思えばいくらでも抜けそうですが、しっかりやろうとするととても大変そうです。


実際のところ、ソニンさんを久しぶりにみたくて見に行ったんですが、この映画、思ったよりも楽しくてよかったです。
ああ、やっぱり「思ったよりも」なんだよなぁ。
いや、普通に面白かったです。
普通にってなんだ!正しい日本語なのか!それって誉め言葉?
といったところで本日はこのへんで。また。