フロスト×ニクソン

http://www.frost-nixon.jp/


で、先日見てきたのがこちら、『フロスト×ニクソン』です。
フロスト×ニクソン』は、ロン・ハワード監督、ピーター・モーガン原作・脚本によるアメリカ映画。
主演は、マイケル・シーン。共演に、フランク・ランジェラ(ふらんく・らんじぇら)、ケヴィン・ベーコンレベッカ・ホール(れべっか・ほーる)、トビー・ジョーンズ(とびー・じょーんず)、サム・ロックウェルなどのみなさま。
ウォーターゲート事件で大統領を辞任し政界引退したニクソンへのインタビューを行う司会者フロストの闘いを描いた映画です。


いやー、これがまたすっごい見ごたえある映画だったんですよ。もう、釘付け。ひっさびさに手に汗握る緊張感というか、やっぱり映画はいいなぁって思わされました。


単なるインタビューの内幕映画なのにね。
何でこんなにおもしろかったんだろう。と思うと、やっぱりインタビューという物自体が本当は凄く面白いものだってことなのかもしれません。この映画見て、実際のインタビュー映像見たくなっちゃいました*1し。
ただ、それだけではなく、インタビューがただのインタビューでなくて、お互いの人生が掛かってる真剣勝負だったというのもあると思います。アメリカで認められたい司会者と、政界復帰を目指す元大統領。お互いの執念は並々ならぬものがありますし、彼らにつくブレーンもまたプロ。ただのインタビューなのに人生の掛かり具合が凄い重い。傍から見てるだけでもドキドキできました。おもしろい。


しかしまぁ構成もまた巧いというか。
事実に沿って(脚色はあるにせよ)いるんでしょうけど、ある出来事を契機に空気がガラっと変わる感じとか、見てるこっちにも伝わってきましたし、いや巧いこと撮ったなぁって気がします。


それと、ニクソンと言う人物に関してはほとんど知らなかったんですが、やっぱりアメリカの大統領をやるほどの人物っていうのは優秀なんだなぁと感じさせられました。凄い。


主演のマイケル・シーンは、トニー・ブレアに良く似てるなぁと思ったら、『クィーン』でブレア役やってたんですね。うん、やっぱ似てる。
で、ニクソン役のフランク・ランジェラさんは、私の知ってるニクソンの外見には似てないなぁと思ったんですが、巧い。ので問題まったくなし。
もとは、この二人による舞台劇だったそうで、映画版よりも緊張感ありそうだなぁって気がします。それもそれでちょっとみてみたい。


いやー、いいもの見させていただきました。面白かったです。
闘いが見られる映画だと思います、よかったです。


と、今日はこの辺で。


まだ感想たまってるんで何とかしたいなぁ。
ではまた。

*1:じゃあ見れたら見るのかと言うと多分見ないんですが、気持ちだけはね