重力ピエロ

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昨日見てきた二本目、とりあえず今週はこれで終わりだ。
そういえば、引越しのドサクサで書き忘れてるの結構あるけどなにを書いてないのかがわからない。
困ったなぁ、まぁいいんですけど。


重力ピエロ (新潮文庫)
『重力ピエロ』は、伊坂幸太郎の同名小説を原作とする、日本映画。
主演は加瀬亮。共演に岡田将生(おかだ・まさき)、小日向文世吉高由里子岡田義徳渡部篤郎鈴木京香などのご出演。
仙台市内で発生した連続放火事件、その現場近くには必ずグラフィティアートが残されていて、ある兄弟がその謎を解き明かしていくとともに、別の事件が絡んできて・・・と言った感じの一見ミステリ、その実(強い)家族の話です。


面白かったんだけど・・・重い、重すぎる。ていうのが感想です。
ほんと重いわ、こういうテーマっていうか、話は。
普段は劇場を出たとたんに映画の中身を忘れる私が、見終えた後ずーんと心に重石がのっかったまま映画館を後にせざるを得なかったくらい。
重い・・・。
ラストはよかったと思ってるんですけどね。


ていうか、嫌いなんですよこういうなんかこれは。正直に書けば、ものすっごい不快。
とはいえ、こういうことも実際にある話な訳で、逃げてばかりもいられないと言うか、見に行ったからには受け止めないといけないんですけれども、それでもちょっと目を背けて逃げ出したくなります。
だから、もし当事者になっちゃったらと思うと、いやちょっと考えられないですね。ほんと無理。つらい。


何に対してこういうことを言ってるかといえばそこは見てもらうとご理解いただけると思うんですけれども、まぁそういう話です。


映画自体は素晴らしい作品だと思うんですよ、面白いっていうか、見応えあるし、まとまってるというか、むしろ好きになれるくらいなんですけども。一番の柱になってる部分が嫌っていう。困ったところです。


はっきり言って、ミステリ的なウェイトはそれほどでもないと思いました。結構序盤の段階でネタも見えるし、結末もなんとなく見えてきます。多分その辺は隠すつもりも無いと思うというか、むしろわからせようとしてるっぽい。だからこの話は家族の物語であるという部分が一番大きいんだろうと思う。その部分は巧く出てるし、そこが見応えある部分ではあるわけですが、それに付随してというか、不可分になってる、ある事件がちょっと嫌なわけです。私が甘ちゃんなだけかもなぁとも思うんですけど。
ただ、そこを乗り越えて作品を見ると、とてもよくできた家族の物語である映画だと思います。


コッヒーは相変わらずいい仕事してますし、加瀬さんも同様。加瀬さんはさえない兄貴役がはまりすぎで、巧い。そして岡田君、これがまたかっこいいこと。しかも今回の(結構難しそうな)役柄を見事にこなしてます。あと、どうでもいいところですが、飛び降りてくるときのふわっと感がなんか良かった。あとは吉高ちゃん、いつの間にこんなに演技できるようになったの?って驚いたくらいよかった。こういう演技もできるんだなぁと感動してました。そして可愛い。やっぱり好きだなぁ吉高ちゃん。渡部さん久しぶりに見た気がしますが、最近はこんな役*1ばっかのような・・・ていうかこういう役受けるのが渡部さんしかいないのかもなんて思ったりもするんですが。


こういうことを書くと語弊があるかもしれませんが、やっぱり家庭は父親で持ってるんじゃないかなって思いました。父親がしっかりしてれば母親も子供もしっかりして、いい家庭になるのかなって。
そう思わされるくらい小日向さんが強い。


うーん、やっぱり個人的に父子ものにめちゃくちゃ弱いなって思う。
ひっさびさに思い出させられました。
そこで割り引いても、良い作品だとは思います。けど重いよ。


と言ったわけで今週はこの辺で。
ではまた、アデュー。

*1:簡単に言えば悪役