古畑任三郎ファイナル 第二夜「フェアな殺人者」

『フェアプレー』
素敵な言葉ですね、私もプレイするときはフェアにやりたいなと常々思っております。何のプレイかはさておき。
本格ミステリなどでも、フェアであるということは重要視される項目です。最後の最後でそれまで登場していない人物が犯人として出てくるとか、実は誰も死んでいなかった(そもそも事件がおこっていなかった)とか、そういうことがあっては作者と読者の間の闘いに水が差されてしまうからです。何の闘いかといえば、真実にたどりつくゲーム。本格にはそういう楽しみもあると思っています。


向島(むこうじま)元巡査がイチロー氏のおにいちゃんとして登場。そういえば、この方もとの苗字は東国原(ひがしくにばる)で日本に数人しかいないというあれだった気がします。実際にこの苗字の有名人には、そのまんま東(そのまんまひがし)氏がいらっしゃいます*1がそれは置いておくとして。凄い設定でしたねぇ、イチローの腹違いの兄。最後の最後で大出世です、向島さん。演じているのは小林隆(こばやし・たかし)さん。『新選組!』では、源さんを演じておられたことでも有名ですね。良い役者さんです。


さて、本日のお相手は、今をときめく大リーガー、イチロー(いちろー)にとってもそっくりなイチロー氏でした。まぁ、そうでも言っとかないといろいろと問題あるんでしょうね。
それにしても、イチローの演技は予想以上にまともでした。
「あんた、やったことあるだろ!」*2くらいの名演。黒い黒い。お見事です。


それにしても、古畑は毎回凄い。よくもまぁ、あんな重箱の隅の隅みたいな本当に小さな穴をついてくるものです、呆れます。もちろんそういう風に書いてあるからといってしまえばそれまでなんですけれども・・・。とはいえ、昨日の第一夜に比べると、驚きは少ないかなぁといったかんじ。本日の収穫は、イチローの演技でしょうか。とはいえ、面白かったことに違いはありません。古畑万歳。というわけで、いよいよ明日は最終夜、古畑ラストということで気合を入れて見たいと思います。


予告を見た感じでは、初回の中森明菜(なかもり・あきな)さんだとか、鈴木保奈美(すずき・ほなみ)さんの回を思い出させられそうな予感がしましたが、全く新しいものが見れたらいいなと、一番驚いて、楽しめたらいいなぁと、そう願っております。

*1:本名『東国原英夫』。ただし、読みは(ひがしこくばる・ひでお)

*2:なにをかについては、あえて言いませんが