ミュンヘン

というわけで、『ミュンヘン』見てまいりました。
ミュンヘン』は、ミュンヘン一揆のドキュメント ではなく、スティーブン・スピルバーグ監督・製作によるサスペンス映画。かなぁ・・・。で、ミュンヘンオリンピックで実際に起こったテロ事件をきっかけにした報復劇を元にした、事実に基づく作品となっております。
私はミュンヘンオリンピック当時生まれてなかったので、こういう事件があったこと自体知らなかったんですが、こりゃまたびっくりな事件もあったもんですね。さらにその後の話として、服襲撃が合ったということなど、当然知る由もなかったわけです。ていうか実際にこういうことってあるもんなんですねぇ・・・。
スピルバーグ監督というのは、たまにこういうヒューマニズムあふれる作品を作りたくなられるようで、この映画でも、いろいろと考えさせられるものがありました。主人公の苦悩を通して、「テロはテロしか生まない」的な、「憎悪(報復)の連鎖」とでも申しましょうか、そういうテーマ性を強く感じました。かといって、退屈なのかといえば、そうではなく、さすがは激突のスピルバーグ、ちゃんと映画として楽しめる部分は数多くあります。お話がサスペンスチックといいましょうか、かなりドキドキできる場面も多く、重いストーリーとは離れたところでも楽しめました。
しかしなんですね、テロなんてやるもんじゃないですね。それだけは強く思わされました。だって、ぐっすり寝れなさそうなんだもん。あんなことしてちゃあ、枕を高くして寝るなんて無理ですわねぇ・・・。
もしテロリストの方がいらっしゃったら、やめた方がいいと思います。
とかいっても、それで止まるくらいなら苦労は無いんでしょうが、なんとかならんもんでしょうかね。