アンジェラ ANGEL-A

http://angel-a.jp/
久々にというほどでもないんですが、映画をみてまいりました、リュック・ベッソン監督作『アンジェラ』です。なんか6年ぶりの監督作らしいですね。製作は結構やってたみたいですが。


『アンジェラ』について軽くご説明。
リュック・ベッソン久々の監督作品。フランス映画。全編モノクロで展開します。
主演の冴えない駄目男アンドレにはジャメル・ドゥブース(じゃめる・どぅぶーす)。謎*1の美女アンジェラ役にリー・ラスムッセン(りー・らすむっせん)*2
お話は、ひとことでいえば、花さか天使テンテン君というか、ドラえもんというか、どうしようもない僕に天使が降りてきたというか、駄目男を助ける美女が現れるという、そういう系統のお話です。


私はリュック・ベッソン好きなんですけれども、彼は美女を撮るのが凄く巧いというか、美女の美しさを引き出せるというか、その辺素晴らしいものがあると思います。『レオン』のナタリー・ポートマン、『フィフスエレメント』でのミラ・ジョヴォヴィッチ、そして今作でのリー・ラスムッセン。美女美少女好きの私としては、たまらないものがあります。VIVAリュック・ベッソン


上で書いたように、この映画は全編モノクロです。
今の時代にモノクロで撮る意味というのはなんなのかということについては、いつも疑問に思っているんですけれども、今回この映画を見て、ああ、モノクロもいいものかもなぁと思えました。
シンプルになる気がします。いろいろと。
やっぱり総天然色だと情報過多になっちゃうんですね、台詞や画以外のところにも目がいってしまう。モノクロだとそれが押さえられて、映画に集中できるのかもしれません。何となくそんな印象を受けました。
ロングショットの時はなんだか影絵みたいな動きしてて面白かったですし、ノスタルジックな味みたいなものも出ますね。だから、安易にモノクロにしちゃうと卑怯じゃないかなぁとも思ってしまうわけですけれども、映画が面白ければ、面白くなるのならまぁいいかなぁと思わないでもありません。


全体としてベタな印象はあるんですが、だからこそいいというか、シンプルでおもしろい。『他人を愛するためには、まず自分を愛さなければならない』的なメッセージあり、笑いもあり、愛があり、シリアスでもありと素敵な映画だと思います。染みます。なにより、リー・ラスムッセンが美女すぎます。素敵だなぁ・・・。

*1:ってこともないんですが

*2:すっごい背が高い、さすがモデル出身。ハイヒールを履いてると主人公との身長差がさらに広がってて画で笑えてしまいます