かしまし 4―ガール・ミーツ・ガール (電撃コミックス)

購入してから大分経ちますが、かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜4巻です。
月刊コミック電撃大王本誌連載の方は佳境にかかっている本作、4巻では3巻末の衝撃の事実発覚以降が描かれています。

しかしなんというか、泣かせる漫画です。
とまりちゃんに感情移入すればほら、あなたも簡単にぼろ泣きです。

というくらい泣けます。

もともとのキャラクター設定からそうだったんだろうとは思いますが、4巻ではやす菜ちゃんはより強く、とまりちゃんはより弱く、といった風に描かれています。特にとまりちゃんははずむに依存しすぎでボロボロです。見てて辛くなるくらいに。

どうも、この漫画版を見ていると、真の主人公はとまりちゃんではないかと思うことがあります。ただ単に私がとまりちゃん好きなだけかもしれませんが。
はずむに依存しきっているとまりちゃんの目を開かせる、その一番大きな役割を果たすのはじつははずむではなく、あゆきちゃんでもなく、やす菜だと思います。
やす菜の、自分とはずむを信じて揺らがない強さがとまりちゃんをも導いているような気がしてなりません。

私はこの物語の結末は、とまりちゃんENDであって欲しいなと思ってはいます。本当にそれでいいのかと自問自答する部分もあるにはあるんですが・・・。本当はどっちつかずで終わるのが一番なのかもしれないなんてことも思うんですけれどね。

それにしても、遊生丸先生は漫画（絵も含めて）が巧いなぁと思います。女の子のもっちり感がとても素敵です。相変らずデフォルメキャラもかわいらしいし、見ていて飽きません、素敵な漫画家さんです。

本誌連載の進行具合から考えて、漫画版かしましもおそらくは次巻くらいで完結かなぁといった感じで寂しさを感じつつ、その結末を見届けたいと思います。どうなるんだろう・・・。多分どう転んでも号泣しちゃいそうな予感があります。うーむ。