エラゴン 遺志を継ぐもの

映画「エラゴン 遺志を継ぐ者」公式サイト
本日二本目は、『エラゴン 遺志を継ぐもの』です。
鰓を持った半魚人UMAエラゴンが湖で発見されて人間の見世物になるというお話
ではなく、エラゴンという少年がドラゴンライダーとして成長し、活躍するファンタジー映画です。


単純な感想としては、「『スターウォーズ』の西洋中世ファンタジー化っぽいなぁ」というものでした。
結構共通点は見出せます。無理に見出したというわけでもないとは思うのですが・・・
ともかく、つまり、楽しかったってことです。
王道を往くファンタジー映画だと思います。


エラゴン 遺志を継ぐもの』についてご紹介。
シュテファン・ファンマイヤー(しゅてふぁん・ふぁんまいやー)監督によるアメリカ映画。原作は弱冠17歳のクリストファー・パオリーニ(くりすとふぁー・ぱおりーに)による三部作の第一部として執筆された同名小説。
主演はエラゴンを演じるエド・スペリーアス(えど・すぺりーあす)。雌ドラゴンサフィラの声にはレイチェル・ワイズ*1(れいちぇる・わいず)。ドラゴンに詳しい謎のおじさんブロム役にジェレミー・アイアンズ(じぇれみー・あいあんず)、かっちょええ方です。そして、エルフ族の王女アーリア役にシエンナ・ギロリー(しえんな・ぎろりー)、美人さんです。今作品最大の敵役ガルバトリックス役にジョン・マルコヴィッチ(じょん・まるこヴぃっち)、相変らず悪役(敵役)の似合う人だ。こんなところ。
ストーリーは、元ドラゴンライダーで帝国アラゲイジアを支配するガルバトリックスに対し、世界から絶滅寸前だったドラゴンライダー、少年エラゴンとドラゴン・サフィラが誕生し、反乱軍とともに闘うといった感じのファンタジックストーリー。
ドラゴンライダー・・・ファンタジー好きなら誰でも一度は憧れる職業ですね。


上でも書いたんですが、設定的になんとなくスターウォーズを髣髴とさせる部分が多くありました。少年エラゴンの旅立ちまでだとか、謎のおじさんと行動をともにしたりだとか、成長物語だったりだとか。スターウォーズ+ロード・オブ・ザ・リング風味というとかなり真実に近い気がしています。
つまり、これは王道ファンタジーであることは間違いありません。気をてらうことの無い真正面から描かれたファンタジー。だから、やっぱり面白いんですね。
それと、今更こういうことを言うものなんなのですが、CGが凄いわけです。昔だったら、ドラゴンなんて動かせなかっただろうになぁなんて感慨に思わず耽るくらい凄い。
あ、ただ、このドラゴンが、見た目グリフォン?みたいな、鳥っぽい翼で私の持つドラゴンのイメージとは違ったんですが、実際は*2こんなものなのかも。
迫力のCGや戦闘シーンもありますし、ストーリーも王道で安心。なかなか楽しめる映画でした。
実はこの作品、三部作の第一部だそうで、原作は現在第三部の執筆中だとか。
今作を見ていても、なるほど、三部作の第一部的つくりだなぁと、そのまんまで申し訳ないんですが、そういう印象は受けました。つまり、設定の説明と、伏線のばら撒きと序盤の盛り上がり。実に第一部的。最終的にどうなるのかわからないのですが、3作とも見るために、ここから乗っかるのもいいかなと思います。


映画とは直接関係無いんですが、いつもながら、海外の自然は雄大でいいですね、羨ましくなります。
もちろん日本にも素晴らしい自然はあるんですが、見渡す限りの平野や山岳なんかにはなかなかお目にかかれませんし、映像中の風景がとても美しいのは印象に残りました。


役者さんも含めて結構かっこいい映画だと思います。楽しめました。

*1:これがいい声してるんです、実にファンタジック

*2:現実に存在するわけではありませんが