チーム・バチスタの栄光

生活習慣病の予防とコエンザイムQ10


はい、というわけで、本日1本目は『チーム・バチスタの栄光』です。
これは、予告編をみたときからかなり面白そうだなぁと思っていたので、是非見ておきたかった映画のひとつです。実際、かなり面白かったです。


チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))
チーム・バチスタの栄光』は、このミス大賞を受賞した海道尊(かいどう・たける)の同名小説を原作とする、中村義洋(なかむら・よしひろ)監督による日本映画。TBSが噛んでるみたいですね。
主演は、竹内結子さん。共演に阿部寛さん、吉川晃司さん、池内博之(いけうち・ひろゆき)さん、玉山鉄二(たまやま・てつじ)さん、井川遥さん、田口浩正さん、田中直樹さん、佐野史郎さん、平泉成さん、その他結構な豪華キャストです。
困難なバチスタ手術を立て続けに成功させてきた医療チームが今度は連続で手術を失敗して、執刀医である桐生恭一がその原因を探って欲しいと主人公の診療内科医田口公子に頼み、そこから原因が明らかになっていくというミステリ映画です。


これは、先に原作を読んでおきたかったところなのですが、例によって間に合いませんでした。
まぁ、読まないほうがミステリ部分を存分に楽しめた気もするのでそれはそれでオッケーということで。
しかし、期待を裏切らない面白さでした。
一旦、原因は判明したかにみえて・・・という、まさにミステリといった展開。
ぶっ飛んだところもなく、かなり真正面から撮っている印象は受けました。原作はこれより面白いんだろうか・・・。
やっぱり、設定の勝利っていうところはありそうな気がします。手術室って現代に残された数少ない密室ですし。手術中の犯行は発覚しにくいんだろうなぁという印象は受けました。ていうか、怖い。
医療ってお互いの信頼で成り立ってるところは大きいと思うんですよね。だから、誰かが裏切っちゃうと簡単に凄い怖い事態になっちゃうわけです。


役者陣ですが、竹内さんはいつも通りで安定。
阿部ちゃんもまたいつも通りといっていいのかエキセントリック系キャラ、最近はもうこういうキャラしかやらせてもらえないのかなぁとやや心配してしまうくらいなんですが、巧いのは巧いので安心です。いい役者です。やっぱり、阿部ちゃんのコミカルさのおかげで、単に陰鬱な映画にならずに済んでいるところは大きいと思われます。
吉川さんは相変らずかっこいいし、脇も巧い人をそろえているので安心です。特に久しぶりにみた池内さんのアメリカナイズキャラは良かったです。あとは、佐野史郎さんは本当にお医者さんっぽくて素敵でした。あの人にはこういう役がよく似合う。


そうだ、そういえば途中で山口良一(やまぐち・りょういち)さん演じる患者さんがロックを歌いだすシーンがあってそこも面白かったんですが、その時歌ってた『レモンティー』って実際にある歌なんですね、びっくりしました。シーナ&ザ・ロケッツですか、面白い歌歌ってるなぁ。


映画としてというか、お話としてよく出来てるし、最後まで興味が引っ張られて面白く見られました。
まぁ、主人公より阿部ちゃんが活躍というか、解決まで持ってった感はありますし、その他つっこみどころも全くないではないんですが、そう気になるものでもありません。
医療問題がクローズアップされている今だからこそタイムリーなネタになってる気がします。
やっぱり、お医者さんは大変です、大事にしてあげないとなぁと思いました。命預けるんですもん。
久々に、ミステリ映画を見させてもらった感じです。