エリザベス:ゴールデン・エイジ

雑穀米でヘルシーライフ


はい、というわけで本日1本目は『エリザベス:ゴールデン・エイジ』です。
エリザベス:ゴールデン・エイジ』は、シェカール・カプール(しぇかーる・かぷーる)監督によるアメリカ映画 イギリス映画。主演はケイト・ブランシェット。共演にはジェフリー・ラッシュ(じぇふりー・らっしゅ)、クライヴ・オーウェン(くらいヴ・おーうぇん)、アビー・コーニッシュ(あびー・こーにっしゅ)、他の皆様。
内容は、『女王はつらいよ エリザベスI世対無敵艦隊』ていう感じ*1で、映画『エリザベス』の続編です。


それにしても、相変らずというか、ケイト・ブランシェットは人間離れした容姿だなぁと思います、もちろん良い意味で。なんか、エルフとか似合いますよね、神々しさを持ってるというか。
今回はエリザベス女王を演じてたわけですが、威厳とか神々しさがあって、まさに女王って言う感じで素敵でした。さらに、そういう強く凛としたところを見せ付けつつも、時にはまるで少女のようにも見えてしまうという見事な演技っぷりで、アカデミー主演女優賞ノミネートも納得です。


今作では、より女王という立場、存在のつらさが前面に出てた印象を受けました。
一人の女性としての幸せを諦め、国の母として在るという選択。
それでも、人を好きになることもあるわけで、深く苦悩するところがやっぱり人間なんだなぁっていう。いや、本当に人の上に立つ人間にはそれはそれでそれなりの苦労苦悩があるんですよね、大変だなぁ、なんてことを思いました。


今回はスペイン無敵艦隊との戦闘も大きなテーマになってまして、スペイン側の謀略があって、なるほど、一人の命を奪うよりも国を奪いたかったのだなぁとかいろいろありました。
で、肝心の戦闘シーンなんですが、正直物足りなさはありました。まぁ、それがメインの映画では無いので、これでも一杯一杯なのかなぁとも思うんですけれども、せっかくなのでもう少しドンパチっぽいのも見たかったかなと。かなり迫力あるシーンだけに。
この辺は私の好みの問題ですけどね。


それにしても、元はといえば同じ宗教(に私には思える)なのにも関わらず、国を挙げて争いまで起こしちゃうっていうのが正直理解に苦しみます。そういう時代だったのだと思うしかないんでしょうけれども。
逆に時代に寄らないなぁと感じたのは、独身を通していたエリザベス1世に結婚の話が山ほど舞い込んでたところでしょうか。世襲なわけですし、この辺のことで周囲に心配されるっていうのはいつの世もかわらなさそう。


いや、なかなか見ごたえある映画でした。面白かったです。

*1:この説明楽だ