クローバーフィールド/HAKAISHA

スカイオフィスでお金を借りるならちょっと待って!


最近少々忙しいのですがなんとか暇を見て映画を見てまいりました。
とりあえず今日は一本だけ、『クローバーフィールド/HAKAISHA』です。


クローバーフィールド/HAKAISHA』は、J・J・エイブラムス(じぇい・じぇい・えいぶらむす)製作、マット・リーヴス(まっと・りーヴす)監督によるアメリカ映画。
キャストは、マイケル・スタール=デヴィッド(まいける・すたーる=でヴぃっど)、マイク・ヴォーゲル(まいく・ヴぉーげる)、オデット・ユーストマン(おでっと・ゆーすとまん)、リジーキャプラン(りじー・きゃぷらん)、ジェシカ・ルーカス(じぇしか・るーかす)、T.J.ミラー(てぃー.じぇい.みらー)等のご出演。ぶっちゃけ知らない方ばかり*1です。
全編ハンドカメラで撮影され残された映像を再生するという設定の、かなり斬新な手法で撮られたパニック映画です。


まぁ、最初からそういうものだという予備知識はあって見に行ったんですが、予想以上に新鮮でした、というのも、非日常を日常的に見せつけることに成功してるなぁと思ったわけです。終始ハンディによる映像のために、完全にフィクションであるにもかかわらず、リアルに感じることができました。なるほど考えたなぁってかんじです。
普通、こういう映画だと遠景から主人公のおかれた状況を映し出して、観客へ情報を与えるわけですが、この作品では、個人のハンディで撮りつづけている為に、本来見えているであろう物が見えない状況で話が進み、それが巧い具合にリアリティをかもし出すと同時に、恐怖を感じるということになってます。
最初は何が起こったかよくわからないままにとんでもない状況になりつつあることがわかって、その後なにかがちらっと見えるけれどもはっきりと見えないために、あれは何?と興味をひきつけられ、どうやら××らしいことがわかってからの主演陣の必死さに恐怖やドキドキを感じるという流れ。
さらに画期的なのは、最後までこの映像のみで他の説明が一切無いところです。BGMも説明ナレーションも一切無し。虚飾を廃してるとはこのことです。
見終わった今でもあれがなんだったのかよくわかりませんが、新鮮な驚きがありました。なかなか楽しかったです。


こういう手法っていうのは、確か前にも似たようなものがあったと思うんですけれども、広告展開からこの映像手法まで含めてまとめて映画としてのコンテンツになってるんだと思います。正直、この手のはめったにないから楽しめるのであって、今後雨後の竹の子の如く類似作品が増えると食傷するであろうことは明らかです。だからというわけではありませんが、楽しめるうちに楽しんでおく方がいいのかもしれないなぁとは思います。


なかなか楽しかったです。


さて、まだ見た作品があるんですけれども感想は後日にしたいと思います。
あとは、冬のまとめと春の展望、それから今週末は見たい映画が山ほど公開されてしまうんですが、とてもおっつかないので徐々に見ていきたいと思います。今は時間が欲しいです。いや、お金も欲しいんですけど。

*1:この手の映画では常套手法ですが