フィクサー

http://www.fixer-movie.com/


はい、というわけで本日二本目『フィクサー』です。
フィクサー』は、トニー・ギルロイ監督脚本によるアメリカ映画。原題『MICHAEL CLAYTON』*1
主演はジョージ・クルーニー。共演に、トム・ウィルキンソン(とむ・うぃるきんそん)、ティルダ・スウィントン(てぃるだ・すうぃんとん)、シドニー・ポラック(しどにー・ぽらっく)*2、マイケル・オキーフ(まいける・おきーふ)その他の皆様。
ジョージ・クルーニー演じる、もみ消し屋マイケル・クレイトンのある数日間を描いた作品です。


いや、面白かったです。
結構ありきたりな感じもあるサスペンスの割りには楽しめました。多分ひとえにジョージ・クルーニーのおかげだと思います。相変らず見事な演技で感動させてくれます。いや、本当にERの頃からすると出世しましたよねぇ・・・ここまで活躍するようになるとは全く思っていませんでしたが。
今年のアカデミー助演女優賞を受賞したティルダ・スウィントンさんも流石の演技。キャリアウーマンっぷりを見せてつけてくださいました。
やっぱり演じてる人たちが巧いと画面にひきこまれちゃいますね、映画を見ていて嬉しいと思えるときです。


フィクサーっていうのは黒幕のことなんだとばかり思ってたんですが、もみ消し屋(掃除屋)*3だそうで、実際そういう仕事をしている人物の仕事っぷりが描かれています。
実際には弁護士なんですが、何でも屋的に仕事を押し付けられてるクルーニー。顔からして優秀そうだなぁって感じがします。
名前からすると、裏の仕事(殺人とか)やるのかなと思ったら、法律的に裏の仕事というか、弁護士への仲介とか、それこそ犯罪のもみ消しとかをやってたみたいです。
で、弁護士映画なわけなんですけれども、法廷(訴訟)シーンとかはまるでなく、新たな側面から楽しめます。しかもサスペンスフル。
冒頭シーンはクルーニーの乗っていた車が爆発するところまでが描かれて、その後四日前まで話が遡って、そのシーンまで辿り着くんですが、グイグイひきつけられますし、その後の展開とラストもまた素的でした。さすがクルーニー。っていう感じがします。
エンドロールとともにドアップで映し出されるクルーニーのなんともいえない顔がたまりません。その顔からどう感じるかっていうのは人それぞれなんだとはおもいますけれども、私は苦悩みたいなものを感じました。自嘲とかそんな感じも。


うん、いい映画でした。


さて、今日はこんな感じです。
見たい映画はまだまだある上に、来週、再来週と立て続けに見たい映画が公開されてしまいます、嬉しい悲鳴とは本当にこの事ですね・・・。ていうかほんと困ったぞ、どうしよう。
流石にこれだけ見ちゃうと家計を圧迫していることに気付かされます。普段あんまり気にかけてなかったんですけどねぇ、それだけ最近見すぎたってことかもしれません。まぁ、多分見るんですけど。


えーとあとは、まだ感想書いてない映画の感想書いたり、冬のまとめと春の展望を書きたいところですが、まぁ、書けたら書けるときに書くということで逃げ道を作っておきたいと思います。
ああ、自分にとことん甘い。


ではまた。

*1:最初マイケル・クライトンが原作なのかと思っちゃいましたが、よくよく考えると綴りが違うし・・・。英語もう少し勉強した方がいいですね

*2:演技なさってるのははじめてみた気がします、渋くて素的ですね

*3:英語での隠語らしいんですが