ブラックサイト

http://www.sonypictures.jp/movies/untraceable/


はい、本日二本目は『ブラックサイト』です。
ブラックサイト』は、グレゴリー・ホブリット(ぐれごりー・ほぶりっと)監督によるアメリカ映画。原題は『UNTRACEABLE』。「追跡不能」くらいなかんじでしょうか。
主演は、ダイアン・レイン(だいあん・れいん)、他に、ビリー・バーグ(びりー・ばーぐ)、コリン・ハンクス(こりん・はんくす)、ジョゼフ・クロス(じょぜふ・くろす)などのご出演。
見れば見るほど死が早まるという仕掛けのサイトを作った殺人鬼を追い詰めるFBIサイバー捜査官の話です。


絵に描いたようなというか、お話としてはもう典型的なサスペンスものです。
被害者をライブ中継し、サイトのヒット数が上がるほどに被害者は死へと近づいていくという残忍さが飛びぬけてました。というかグロい。
ストーリーも含めて普通の映画ですが、グロさだけはかなりレベル高いなと感じました。
展開としては、事件がおき犯人が現れて、追跡するも捜査は困難を極め、ピンチがあり、解決へ向かうという綺麗な起承転結振り、教科書に載りかねないくらいです。


ラストシーンだけはちょっと外されたというか、正直に言うと少し噴出しそうになったんですが・・・。面白いとか、奇をてらってるというわけではなくて、演出の問題というか、メッセージがこめられているということさえわかれば、まぁ、わかんないでもないというシーンなんですけれども、その展開でそういう結末を迎えるところでそれをやるのかという。思わず「そこでそれはないんじゃないの?」と心の中でつっこんでしまいました。
言いたい事はわかるんです、「責任が無いと思って好き勝手やってんじゃねーぞ!」的な、そういう強いメッセージというか、主人公の怒りを感じました。
実際、この映画において、犯人の作ったサイトを見てる人たちっていうのは興味本位で無責任な数多くの人間たち*1。そういう人たちに対する怒りっていうのは当然あるよなぁとは思うわけです。ある意味共犯なわけですし。そう考えると、主人公の行動も理解はできます。


あと、犯人がただの人間のわりには万能すぎやしないかと思ったんですが、まぁ、不可能犯罪と言うわけでもないので、こんなものでしょうか。
動機に関しては理解可能でしたし、悪い話ではないと思います。


この映画はミステリ物ではないので、犯人はあっさり登場して、あとは犯人とFBIのおっかけっこ的になっていくんですけれども、その割に(上でも書きましたがストーリーが読める割りには)楽しめました。グロかったですけど。
結構よく出来たサスペンス映画だったと思います。


今週はこんなとこで。
まだ書いてないのもあるし、ゲームの話なんかもあるんですけれども、またの機会に。
それではまた。

*1:どっかで見た事あるような・・・気もしますが多分気のせいです