スラムドッグ$ミリオネア

http://slumdog.gyao.jp/


と言うわけで見てきました、今年度のアカデミー作品賞受賞作『スラムドッグ$ミリオネア』です。


スラムドッグ$ミリオネア』は、ダニー・ボイル監督によるイギリス映画。
主演は、デーヴ・パテル(でーヴ・ぱてる)。共演に、フリーダ・ピント(ふりーだ・ぴんと)、マドゥル・ミッタル(まどぅる・みったる)、アニル・カプール(あにる・かぷーる)等の皆様方。
インドのスラムで育った少年が、ミリオネアに出場して快進撃を続けるが、それには理由があった・・・とかいった感じのお話です。


いや、面白かったです。
正直全く期待していなかったと言うか、過大評価な作品なんじゃないかなぁとか思ってたんですが、私が悪かったです、ごめんなさい、かなり面白かったです。


なんといっても構成が巧い。
否が応でも盛り上がる展開、そして脚本。
もちろん、出来すぎだろうって思うんですよ、けどそれでも面白いことに間違いは無いわけで、力技で強引にまとめやがったなぁとは思うんですが、巧さにうならされました。


クイズパートと、少年時代からの過去パートが交互に語られるんですが、クイズパートの問題に何故答えられたかというのが、この過去パートで、彼が人生とともに知りえた事実が語られていって、最後は現在に戻って最後の問題に答えると言うとんでもない構成。この構成を考えただけで勝ってるなぁと思いましたが、本当に巧いことやりやがったなって気がしました。


普通にミリオネアって面白い番組だと思うんですよ、で、解答者の人物像を掘り下げたらもしかしたらこの作品にたどり着くのかも知れません。
やっぱり、“何故”っていうものが解明されるというのはとても気持ちの良いものだと思うのです。
この作品にはそれある。「も」です。それだけではなくて、なんとラブストーリーまで押し込めてます。すげえな。
なるほど、これは評価されるはずです。私もかなり楽しみましたし。満足です。


あ、どうでもいいかもしれませんが、やっぱ日本のミリオネアっていうかみのさんは溜めすぎだよ。もっとあっさりでいいんですって、そのほうがいい。これは本当にそう思います。


全編インドロケかつインドの役者さんということで、実にインドっぽい映画なわけですが、一番インドっぽかったのは、スタッフロール時でしょうか。お約束のアレで、完璧にインドです。


ミーハー丸出しにしてでも見る価値はあるなぁって思います、面白い映画でした。


とりあえず今週分はここまで。
来週はあれだ、待ちに待ったなんとかアフターなんとかとグランなんとかです。もう一本くらいみようかなぁってとこです。
再来週からはゴールデンウィークですし、5/1とかもあるからそこまでひっぱっても・・・とか一瞬ほんのちょこっと考えないでもありませんでしたが、無理。待てません。


それではまた。