鈍獣

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考えてみたら5月も下旬か、時間の流れるのは速いもんですね。
来月は大作もどっかんどっかん公開されますし、休まる暇が無いですねぇ。
いや、別に強制的に見させられてるわけじゃないからいつやめてもいいんですけど、それでやめられる位ならとっくにやめてるって話な訳であはははは。


で、『鈍獣』です。
鈍獣』は、細野ひで晃(ほその・ひであき)監督、宮藤官九郎脚本による日本映画。
主演は浅野忠信、共演に北村一輝真木よう子南野陽子佐津川愛美ユースケ・サンタマリアなどの皆様方。
過去をネタにした小説を書いている幼馴染を殺そうと奮闘する人々と、全然死なない主人公のお話です。


これはなかなか面白かったです。いいアホ映画ですね。見方によってはちょっとホラー入ってるところもあるんですが、基本的に馬鹿です、良い馬鹿。特に浅野さんがよかった、あの人はもう存在自体ちょっと怖いとこありますし、ある意味アンブレイカブル的な主人公を好演してらっしゃいました。
浅野さんに限らず出てくる役者さんみんな見事に味が出ててよかったです。
クドカンは当て書きしたのかなぁとか思いながら見てたんですが、皆さん素的でした。
真木さんは相変わらず可愛いし、南野さんが凄く可愛い、歳を感じさせません。
そして佐津川愛美ちゃんって久々にみたなこの文字列、経歴見たらなんか凄い頑張ってるんですね、かわいかったなぁ、いいですよこの子。それにしても私の知ってた愛美ちゃんとはもう完全に変わっちゃったなぁって感じです。あ〜年月は人を変えるのだ。とか感慨にふけったり。
それからスイーツ親方こと芝田山親方を無駄に使いすぎです、この辺が多分クドカンっぽいっていうんだろうなぁ。
そんな中でも特筆すべきはやはり北村一輝さんでしょうか。ひっどい役やらされてますが、見事に演じきってらっしゃいました。たまには北村さんが正義のヒーロー的役柄やってるところも見たいんですけどね。やっぱりこの人は悪役で映える人なのかもしれません。
そしてユースケはいつもどおり適当でよかった。この人はこれです。


役者さんがみんな良かったんですが、脚本もなかなか。
浅野さんの不死身っぷりで押してくる感じなのでちょっとしたホラーにもなるし、コメディとしても楽しめます。やってること自体は恐ろしいことなんですけどね。見せ方次第でどうとでもなるもんだなって思います。


途中でたまに入るアニメパート*1もかなり気合入っててよかったです。これはこれでありかなと。


というわけで、結構楽しめました。面白かったです。

*1:回想シーン